明けましておめでとうございます。 はらだ眼科院長の原田です。

早いもので、当院が新築移転して今年で１０年目になりました。

平成１８年に笠岡駅前の井笠ビル（現トピア笠岡駅前ビル）2Fでテナント開業した８年後の平成２６年に新築移転しましたので、移転前よりも移転後の期間のほうが既に長くなっていました。

平成１８年の開業の時は資金が少なかった事情で、閉院した眼科クリニックの設備や内装をほぼそのまま利用しました。
が、さすがに年季の入った機械類のほとんどが開業後すぐ故障して修理不能になり３年以内にほぼ全て新しい機器に入れ替えました。
唯一、細隙灯顕微鏡だけはsimpleな構造故に今も現役で問題なく使用しており、感染性結膜炎疑い時の診察用スリットとして活躍しています。

開業後、直ぐに入れ替わったのは検査機器だけではありません。　
開業当初、私は人事・採用に関してはほぼ素人の状態で、開業時に採用した職員が３年以内に全員退職し、その後も職員新規採用や教育にとても苦労しました。　
総合病院に勤務していた私にとって人事・採用というのは学生時代にも勉強したことのない初めての分野だったのですが、既に社会保険労務士の資格を取得済みの事務長である妻と一緒に二人三脚で勉強を重ね積極的な新卒採用、ホームページの有効活用、充実した院内研修プログラム構築等を進めた結果、採用した職員の定着率が徐々に目に見えて良好になってきました。

リーマンショックの就職氷河期に当院で新卒採用した職員は今年で当院在籍１４年目で最長記録更新中ですが、結婚・出産後も見事に職場復帰して、一児の母として家庭と仕事を両立しながら後輩指導に今も熱心に取り組んでいます。

 小規模なクリニックの院長はどこも職員の採用や教育に苦労されている、とよく耳にしますが、私は自分自身の開業の夢を後回しにしてずっと一緒に支えてくれた妻のお陰でそのような苦労や不安をあまり感じずに済んでおり、その分診療に集中できる環境を構築してもらいとても有難く感謝しています。

そして説明下手な私を補足し支えてくれているスタッフのみんなにも感謝しております。

昨年には中途採用者２名、新卒採用者１名を迎え、今年４月に１名の新卒採用予定者も控えており、よりマンパワーを充実させる事で地域医療に微力ながらも貢献していきたいと思っておりますので、今年もはらだ眼科をよろしくお願いいたします。