明けましておめでとうございます。
はらだ眼科事務長の原田です。
今年のお正月は皆さんどう過ごされたでしょうか?
私もじっと家にいたのですが、さすがにどこかに行きたいなと思い唯一出かけたのが、
福山美術館 「クールベと海」展です。
1800年台のフランスの情景が描かれた作品を見ていると
ふとその時代にタイムスリップした感覚に襲われました。
日本なら江戸時代から明治時代の頃、
遥か彼方のフランスではこんな生活があったのかと思うと
100年、200年の年月の長さとその変化の早さに驚きました。
また、反対に今から50年先の世界はどうなっているのか、
その世界から今をみたらどう感じるのか
タイムマシンがあったらちょっとのぞき見をしてみたいななんてちょっと思いました。
美術館には自分が遠くへ行かなくてもいろんな作品がやってきてくれます。
また、触る所もなく、基本的に静かでシーンとしているので
この時期のちょっとした息抜きにはいいのではないかと思います。
今年のお正月はとにかく暇なので、10冊位本も読みました。
その中で私のおすすめの本はこちらの2冊です。
一つは、アンデシュ・ハンセン著の「スマホ脳」です。
スティーブ・ジョブスはわが子になぜiPadを触らせなかったのか?
脳の報酬中枢を煽る仕組みや開発者は何を予見していたか等とても読みやすく書かれてています。
今必要不可欠になったスマホに私たちは操られるのかそれとも使いこなせるのか?
いろんな人に読んだ感想を聞きたい本です。
もう一冊は中野信子著の「空気を読む脳」です。
今まで読んだ中野さんの本の中でこれはとにかく一番読みやすいです。
そのせいでしょうか、13万部も売れているそうです。
例えば、「真面目で悲観的な性格」が長寿との相関が高かったり、
褒める教育が失敗を隠す温床になったりする理由が脳科学的に解説されていて説得力があり、
経験と歴史が積み重なり人間の脳は生存戦略上必要な選択をすることに納得させられます。
いろんなコミニュケーションの急激な変化で人との関わりに悩む人にも読んでもらいたい本です。
さて、長々と書いてしまいましたが、2021年も皆様が安心できるはらだ眼科を提供できるよう
職員と力を合わせ精一杯頑張っていきたいと思います。
今年もよろしくお願いします。