こんにちは、はらだ眼科視能訓練士の木村です。
検査室にあるこの機械、一体何を調べているかご存知ですか?
この機械は「スペキュラーマイクロスコープ」という名前で、
黒目の一番内側にある「角膜内皮細胞」を測定しています。
この細胞は、目の透明性を維持する大事な役割を持ちます。
加齢によって少しずつ減っていきますが、
他にコンタクトレンズを長時間使用し、酸素不足になることで減少することもあります。
一度減ってしまうと再生能力がないため増えることはありません。
過度に細胞の数が減ると、黒目が白く濁り視力低下などを生じます。
当院ではコンタクトレンズを使用されている方や術後の方などでは、
定期的にこの検査を行っています。
検査自体は数秒で終わりますので、気になる方はぜひご相談ください。