こんにちは はらだ眼科事務長の原田です。
今年も最後の診療日になりました。この1年ブログをお読みいただきありがとうございます。
さて今年も物価高、戦争、物騒な事件の頻発など波乱の1年でしたが、皆様にとってはどんな1年だったでしょうか?
医院の方も物価高による仕入れのコストの上昇、コロナ対策として安定して診療を行う為の増員による人件費上昇と厳しい1年でした。
最近では診療報酬の引き下げも報道されていますが、この現状が続くと引き下げは正直辛いです。
開業医の年収を取り上げる報道もありますが、20年以上前のように薬価差益があり高額な医療機器がこんなに普及していない時代ならまだしも今の時代の医療は、設備費や人件費などの経費がかさみ報道のように簡単には儲かりません。
また、一般にいう企業の社長であると言う立場でありながら一日も休まずフル出勤し現場にでてさらに診療時間外も学校検診、介護認定等の医師会の仕事、雇用の仕事、税務の仕事、設備のメンテナンスetc・・
公務員ののんびりした家庭に育った私が最初はついていけなかったほどずっと働いているのが開業医という仕事です。
そんなに報道のようにおいしい仕事とは思えません。
もし生まれ変わったら開業医になりたいですか?と聞かれたら私なら無理!だと答えます。
さて、今年の世相を表す漢字は「税」でしたね。人によって違う今年の漢字、皆さんは何でしたか?
私の今年の漢字はなんと「甘」です。
今まで「甘」なんて漢字に縁がなかった50年でしたが、コロナの分類も5類になった2023年、夫婦でスウィーツ巡りにはまりました。
そして、今年結婚25周年の銀婚式を迎えました。
節目の年なので初めてきちんと二人で結婚記念日を祝い、結婚式の時の「病める時も 健やかなる時も富める時も 貧しき時も夫として愛し 敬い 慈しむ事を誓いますか」の言葉をかみしめました。
開業当初、たった2人の職員さんが同時に入院と自宅療養になり先生と2人だけで仕事をした時もありました。
また、開業しても最初は患者さんが来られず通帳残高が30万になり途方に暮れた日もありました。
仕事以外にも子供の事、親の事、次から次へとくるピンチを二人で助け合って乗り越えて誰よりも一緒に笑い、一緒に泣きました。
そしていつも間にか夫は親よりも子よりも私にとって大切な人となりました。
お金はなかった事が多かったけれど愛はあった我が家、夫が変わらずずっと大切にしてくれた事に感謝し、これからも30年、40年とずっと一緒にいられるよう私も夫の事を大切にしていきたいな思います。
そして、一所懸命走り抜いた人生前半を折り返しこれからの残りの人生、少しは自分に甘くなってもいいのかなと思う今日この頃です。
今年もたくさんある眼科の中からはらだ眼科を選んでいただいてありがとうございました。
来年はさらにスタッフの数も増える予定です。できる事を増やせる1年にしたいと思っております。
皆様のご期待に添えるよう来年も職員一丸となって頑張ります。
今年も一年ありがとうございました。
2024年が皆様にとっての1年が幸多き年でありますように!
そしてはらだ眼科も来年もよろしくお願いいたします。