こんにちは!はらだ眼科事務長の原田です。
今年も残すところわずかになりました。
将来きっと歴史の教科書に大きく載るであろう2020年は皆様にとってどんな年だったでしょうか?
きっと多くの方にとって大変な1年だったんじゃないかと思います。
私にとってこの1年を漢字に表すと「悩」になります。
分からない事が多すぎて手探りで悩みながら全てを決めていった年でした。
生活もずいぶん変わりました。週3回のジムと週2回のボーリングがストレス発散だった生活も一転し、自宅で本を読んでいる時間が増えました。が、しかし、若い時とは違い老眼で疲れて一気に何冊も読めません!!
結局、ついつい食べる事だけが楽しみになっています。
これではいけないと思いますので来年は自宅でも筋トレができる精神力を身につけたいです!
先日ある職員さんが、「最近、私って友達いたのかな?と思うときあります。もう随分家族以外の誰にも直接は会ってないんです。」というつぶやきにその場にいたみんなが私も私もと大きく頷きました。
go to キャンペーンが始まっても当院に来院される患者様の安全を考えると、また、コロナ患者の治療にあたられている医療従事者やその帰りを待つご家族の事を考えると動けない、医療従事者あるあるです。
今、経済と医療の両立について様々な意見があります。
あるドクターが言っていた言葉を思い出しました。
「医者は性格悪くなる職業なんですよ。だって人をみたら正常じゃないかもと何かあるんじゃないかと疑う仕事なんだもの。」
その場では笑って聞いていた話ですが、そもそもそんな最初の所から違うのかもしれません。
眼科開業時、院長が未経験の私に一番最初に教えた事は流行性角結膜炎疑いの患者さんの対応方法でした。
一番に私に感染症の事を伝えた理由は、まず眼科から感染を広めない事が1番大切だからだそうです。
その時に「少しでも疑わしい場合にはすべて感染者と思って対応する。」と言われ、それまで法律では「疑わしきは罰せず」と習っていたのと真逆の考えだったのでとても新鮮に感じました。
今ではそれが当たり前の考えになり、自分に染みついています。
医療従事者はなんでも疑ってしまいます。疑う事が仕事です。そして目の前の患者さんの事だけを考えています。
感染症が流行すると直接治療に携わっていなくても感染を広げないことを1番に考えるので仕事でもプライベートでもなかなか心は休まりません。
そんな中で、患者さんから時折頂く「頑張ってね!」消毒をしていると「ありがとう。」という言葉が人から必要とされているという職員全員の心の支えになりました。
プライベートでも色々あり、一時私は鬱なんじゃないかと思う位ズタズタの時もあったのですが、振り返ると仕事で救われていた事が沢山あるます。時には悩む事もあるけれどこの仕事は私にとって大切な宝物です。
2020,はらだ眼科内部のグッドニュースは、入社8年目の中内さんが11月に結婚して阿部さんになりました。そして入社10年目の野代さんが2月初旬に出産予定です。8年、10年という年月をほぼ毎日一緒に働き、一緒に食事し、そして何回も一緒に旅行にいった2人がそれぞれに仕事を持ちながら幸せを掴んでいくのは私にとっても感慨深く、また2人とも結婚しても出産してもここが好きなので働きたいと言ってくれた事は本当に嬉しかったです。結婚しても、出産しても働ける職場であるようサポートしていきたいなと思います。
長くなりましたが、今年1年はらだ眼科ブログを読んでいただきありがとうございました。
来年が今年大変だった全ての人が笑顔になれる年になれることを祈っています。
そして来年もはらだ眼科をよろしくお願いします。