こんにちは、はらだ眼科視能訓練士の中内です。
先日、毎月1回開催される疾患勉強会がありました。
今月のテーマは 色覚 です。
色覚異常とは、色の見分けがつきにくかったり
この画像は色覚検査の1ページなのですが、
左側には「あ」、右側には「ま」書いてあります。
しかし、人によっては違うひらがなに見えたり、
何も書いていないように見えます。
色覚異常は現在のところ治療法はなく、
眼鏡やコンタクトレンズで矯正することはできません。
以前は小学校で行われていた色覚検査ですが、
「検査を行うことが差別につながる」との声で
平成14年に小学校での検査義務がなくなりました。
色覚異常がある人の割合は
男性なら20人に1人、女性なら500人に1人で
決して珍しいことではありません。
クラスに1人はいるかもしれません。
色が見分けにくいだけで、本人はあまり困っていない
気になっていないことも多々あります。
ただ、職種によっては制限があります。
近年、任意で色覚検査を行なえる
小学校が増えてきているので、機会があれば
検査を受けてみるのもいいかもしれませんね。
最近では、ネットで「色覚検査」と調べると
簡易的な検査ができたり、
スマートフォンのアプリでも
見え方の特性なので治療することは出来ませんが
色が見分けにくいとどんな時に不便を感じるのか、
それにどうやって対処していけばいいのか、など
私たちにできることがあればサポートしていきます!